都をどりで書画の展示コーナーを見てくださったことはありますでしょうか?
祇園の女紅場学園には書画科があります。今日は日本画科のおはなし。日本画の教室では、日展の先生が来てくださって教えてくださいます。芸舞妓さんは絵を描くのが好きな子が多いように思うのですが、いかんせんみんな時間がないので生徒数はそんなに多くはありません。学校にはちゃんと岩絵の具も膠も、金泊もそろえてくれている有難いお稽古場。膠を電熱のヒーターでくつくつ煮ながらお座敷で目にする日本画はこんなに大変な工程を経て出来上がるのかと最初は驚いたものです。
黙々と描く時間は無になれる大切な時間でした。毎年都をどりには出品させていただく四月に向けて何を描くのか決めて・・・。いつも締めきりギリギリなので、今年こそは大丈夫!と早めに決めてもやっぱりギリギリ。お稽古の合間をぬっては教室に駆け込んで書き進めいくのですが・・・素人なりにみなさんこだわりの強いので最後の最後まで粘ります(笑)。私もその一人・・・先生にはご迷惑をたくさんをおかけました。今でも、もしいつか時間ができたら、日本画を描いてみたいなぁっ思います。岩絵の具の箱を見てるだけで幸せな気持ちになれますから。もっとたくさん描いておけばよかったな。
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