早いもので一月も今日で終わり。明日から二月です。祇園にいるころは毎年この時期は節分のお化けの準備におわれている時期でした。そもそも厄払いとして常と違う格好でお参りにいったのが起源のようですが、花街では格好だけにとどまらないとっても楽しい風物詩です。この日は芸妓さんが気心の知れた仲間と組んで、仮装をした上でお座敷で芸をして歩くのです。芝居好きの私は舞妓さんの時からずっと憧れていた行事のひとつでした。襟替えをするやいなや、すぐに同期の子とお化けデビューしたときの演目が「勢獅子」。初参加なのでなるべく軽装で場のあるものを・・・こんな風にちゃんとお祭りの格好をして、お座敷で長唄に合わせて踊りを踊ります。獅子舞もあるので厄払いにお客様の頭にかみつたりして喜ばれたものです。そしてお化けには必ずパロディーが。同じ家のコンビだったので「兄弟船」を選びました。私のポリシーとして私の知る限り祇園で見たお化けの演目はしない!と固く心を決めて2003年から2015年まで、毎年一年で私が一番はりきる節分がはじまったのでした。
しばらくが私の渾身のお化けシリーズをアップしていこうと思います。お付き合いいただけたらうれしおす。初年度はこんなものですが…年々すごくなっていくのでお楽しみに!!なにせ、一年中来年のお化けをなににするか考えているような芸妓でしたから⁽笑)。
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